おかげさまで無事帰国いたしましたm–m 2025.03.07

1ヶ月半に及ぶインドでの滞在
“TASARAでのSuthra2025
アーティストインレジデンス(アーティストの滞在制作)”は
おかげさまで『充実』の一言に尽きると言っても過言ではないほど
57年の波あり谷あり崖っぷち在りの人生の中で
「こんなに幸せな時間があるだろうか?」と
しみじみ幸福感を味わいながら
制作に励むことができた期間となりました。

ヨーロッパやオーストラリアを中心に
約30名のアーティスト達が出入りする場所での制作は、
各テキスタイルのプロに依る各ワークショップも楽しく
また、私も久々に陶芸の手捻りワークショップを行うなど、
各分野の知識や技法の交換となる機会に恵まれました。

アーティスト達が制作する場所は、ほとんどが野外
空高くそびえる椰子の木に、絡まり伸びるおおきな蔦性が頭上から垂れ下がった
緑のカーテンに囲まれた場所での制作時間や場所、
そして素晴らしいアーティスト達との出会い・・・

普段はグループ生活が苦手で
グループにはなるべく在籍しないように立ち回るのですが
アーティストばかりって固定のグループにならない

参加されているアーティストは私よりも年上の方が多く
99%が女性

それぞれが完全に独りで制作し
独りの場所と時間を大事にする人たち

なんて楽

伸び伸びと
でもお互いを尊重し
制作に集中できる場所と時間
思いっきり制作してもいい
自由に制作していい

なんて贅沢

なんて自由

途中、日本人のお2人が2週間滞在された以外は
日本人は私独り

これもまた最高に良かった
*このお2人とのご縁が繋がり今後に続きます^^

平日の朝は呼吸を中心とした瞑想に入るための本格的なYoga
週末の朝は半時間ほど歩いたところにあるビーチに泳ぎに出掛けて
毎日一万歩以上歩く健康的な生活

ビーチへの行き帰りは
誰かと一対一で込み入った話ができる
大切な時間

こんな時はグループ活動に感謝!
独りだと怠けてしまう朝の習慣が
グループだと頑張れる

食事はほとんどビーガン食でお野菜たっぷり!
清潔な水で
清潔なキッチンで
新鮮なお野菜を料理してくれるありがたさ

毎日3食とフレッシュジュースとおやつを
提供してくれる・・・

なんて素敵な生活!

最初は美味しくて食べすぎて
太ってきてしまって^^;
途中ディナーを食べるのをやめた期間もあるくらい

お風呂はもちろん水をバケツにためて水浴び
洗濯も水浴びしながら足と手で毎日ジャブジャブ
掃除ももちろんほうきとモップで

20代の頃フィリピンとメキシコで暮らした
約5年間の生活を憶い出す・・・
毎朝毎夕の水浴びと洗濯!

流石に最初は水浴びに「ひゃー:」となるけれど
直ぐに慣れるもの^^

やはりお湯ってありがたい
洗濯機もありがたいありがたい

制作も生活も人とのご縁も
もちろん全てが◎ではないし

インドの男尊女卑の古いしきたりに
辛い思いもしたけれど

総じて◎

来年もまた必ず来る!と
皆に断言して去ったTASARAだけれど・・・

前号で書いた通り
このプログラムの主宰者の急逝で・・・
来年また開催されるかどうかは未定となりました
ご家族がまた引き継いてくださるようにと願いながら・・・

今回得られた経験やご縁を大切に繋いで行きながら
Sutura2025参加者皆で想いを共有してまいります。

TASARAのプログラムのあと直ぐに
ケララ州から飛行機で1時間ほど北にある州
バンガロールに住むエコプリントの作家さんKalpanaを訪問し
エコプリントのワークショップを4日間集中して受講。

此処で得られた、これまでのエコプリントの概念が覆された経験は
牧工房の庭と畑の植物の色と形が活かせる作品として
また皆様が参加できるワークショップとして
「植物と土のアーティスト」の牧工房の活動に活かしてまいります。

最後になりましたが
スキンケア用に、しっかりアーユルベーダの薬草やスパイス類
香り用には、インドや中近東の香料やスパイス類を仕入れて参りました^^
もちろん畑に植える種も^^

肌に香りに
そして
香りと共に植物のエネルギーをまとう布に・・・
土を堀り土を焼き植物を活かす器に・・・

これからも
進化を続ける牧工房を皆様も一緒にお楽しみいただけたら幸いです

皆様に心より感謝を込めて

牧子

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